平成9年度(1997年)の名古屋市生涯学習推進センターで「日本語指導者養成講座―実習編」を修了後、講師の先生方を囲んでの謝恩会(12/15)を契機に、引き続き日本語指導法について学習する方向で話し合うことを決め、外国人学習者のための日本語教室を開催することに展開。平成10年1月19日に有志13名が集まり 初めてのミーティングを開き発足。
「あいち」=愛知=愛を知る=知を愛する。という意味を含み場所の明示にもなっている。
この会は、スタッフ一人一人が会の運営者となり、『日本語を学びたい』と考えている学習者に対して学ぶ場を提供し、『外国人に日本語を教えたい』というボランティアスタッフには教える場を提供。しかし、『教えることは学ぶこと』を実感し、学習者からの学びに感謝し、互いに学び合いながら成長し、異文化交流・心の交流を大切に考える。
毎回授業終了後に、全員参加のミーティングを行ない、会の活動内容を決定。
また、ニーズに応じたよりよい学習を行えるよう、各クラスの授業報告(反省・今後の課題)を通してお互いのレベルアッブを図る。勉強会から始まった会であるので、各クラスの指導は原則として、指導方針、指導内容とも担当者に任される。しかし「あいち日本語の会」として学習者とかかわる以上、全員に責任があるというポリシーから、問題点についてはその都度全員で検討しサポートするようつとめている。
活動場所: 名古屋国際センター(地下鉄桜通線『国際センター』駅すぐ 研修室または会議室)
開催日時: 年3ターム実施 Ⅰ期(4/上旬~7/中旬)Ⅱ期(9/上旬~12中旬)
Ⅲ期(1/中旬~3/下旬) 随時入会可
(期間中)毎週月曜日 午前10:00~11:30
受講料: 2,700円~3,900円(9~13回)別途教材費
本会は 学習者の会話力をつけることを目標とし、場面・話題シラバスによるカリキュラムを作成、実践している。学習形態は各クラス、メイン講師を進行役とし、アシスタント(複数)とのチームティーチングでほぼマンツーマンに近い形で学習を進める。これはレベル差がある学習者に対して効果的な方法と判断。
(平成14年4月からは、話題・場面シラバスを取り入れた新カリキュラムを作成、初級クラスで実施している。まだまだ、改善をしなければならない点がある。)